チューニング


ギターを弾く前にしなくてはいけないことはチューニングです。
手軽にチューニングが出来るチューナーをはじめ音叉やピアノでもチューニングが出来ます。

一番簡単なチューニングのやり方はチューナーを使って合わす方法です。
なのでギターを始めたばかりの人はしばらくはチューナーを使って合わせたら良いと思います。
そしてそこそこ慣れてきたら音叉等を使ってチューニングをする努力をしてみましょう。

音叉を使ってチューニングをする方法には5フレットチューニングやハーモニクスチューニングがあります。
5フレットチューニングは有名な合わせ方なのでここで説明しなくても良いですよね。
もしどんなチューニングなのか知らないのなら「5フレットチューニング」でグーグル等で検索してください
(オイオイ)

そんなわけで此処では5フレットチューニングよりも正確なハーモニクスチューニングでの合わせ方をご紹介します。

ハーモニクスとは何か?

ハーモニクスとは倍音の事です。これは弦楽器独特の音の鳴らし方なのでチューニング以外でも演奏でも使うテクニックです。
ハーモニクスの鳴らし方はポジションマークの付いてるフレットの真上に軽く指を弦に触れて
弾いたと同時に指を離してください
3・5・7・9・12フレットは鳴らしやすいです。その中でも5フレット、7フレット、12フレットは良く鳴ります。

では実際に鳴らしてみましょう。
5弦7フレットのハーモニクス   【再生にはリアルプレイヤー必要ですのでDLして下さい。リンク先の右下に無料版があります。】
ぽ〜んと鐘をついた様な音ですね。これがハーモニクスです。綺麗になるまで練習しましょう。
コツは弾いたと同時に指を離す事です。すると音が伸びて綺麗に鳴ってくれます。

では僕のチューニングをしているところを録音したのでやったことが無い人は一緒にやってみましょうか。

@音叉の音と5弦の5フレットの音を合わす。5弦5フレットのハーモニクスであわすと音叉の音と同じ高さなので合わせやすいです。
 因みに5弦の5フレットのハーモニクスはこんな音

A5弦の5フレットと4弦7フレットのハーモニクスが一致するので合わす。
 こんな感じで合わせます。先に鳴らしている音が基準となる5弦の5フレットのハーモニクスです。
後から鳴っているのが合わせようとしている4弦の7フレットのハーモニクスです。
コツとしては低い音から徐々に高くしていくと合わせやすいです。
 音のうねりが無くなって音が一致したらOK!!
ハーモニクスチューニングは5フレットチューニングとは違って弾いたあとに指を離しても音は鳴り鳴り続けるので
目標とするハーモニクスの音を鳴らしながらペグを回すことが出来るので余裕をもって出来ますね

B4弦の5フレットと3弦の7フレットのハーモニクスが一致するので合わす。
これも最初に鳴らしている音が基準となる音4弦の5フレットのハーモニクスです。

C3弦と2弦を合わす時は5フレットチューニングと同じように3弦4フレットと2弦4フレットの音を合わす。
 ここはハーモニクスを使わずに普通に合わせます。

D2弦の5フレットと一弦の7フレットのハーモニクスが一致するので合わす。
最初に鳴らしているのが基準となる2弦の5フレットです。後に鳴っているのが合わせようとしている一弦の7フレットのハーモニクスです。
これで5弦から1弦までチューニングできましたね。あとは6弦だけです。

E5弦の7フレットのハーモニクスと6弦の5フレットのハーモニクスは一致するので合わす。
これは後から鳴らしている方が基準の音となる5弦の7フレットです。最初に鳴らしているのが合わせようとしている6弦の5フレットです。
今までとは逆の作業となります。

 以上です。これでギターを弾く準備はできましたね。おめでとうございます。

このチューニングは楽器屋さんでよく聞きますよね。5フレットチューニングで合わす楽器屋さんは見たことがありません。
初めての人には少し高度な合わせ方かもしれませんが挑戦してみてください。
補足として先に5フレットチューニングで大まかに合わせてからハーモニクスをすると良いですよ。
そうすると簡単に尚且つチューナー並に合わせられます。


あと、↑の音源はそれなりにズレていると思います。その辺はご了承を。

 チューナーできちんと合わせた後に3弦の4フレットの実音と2弦の開放弦で確認すると「あれっ?」
音が何故かずれていると感じた事は無いでしょうか?機械で分析した音と自分で聞いた音とでは少し違いが生じます。

そんな時は自分の耳を信じてください。弾くのは自分、聞くのは人間です。機械は機械ですからね。


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