バンプオブチキン

!注意! ネタバレがあります。自分で詮索したい人は読むべからず!!
あと感じ方は人それぞれという事を付け足しておきます。

電車の中でバンプオブチキン(以下バンプと呼ぶことにします)を聴き、涙が。
勉強中にバンプを聴きやる気を。
睡眠中にバンプを聴き安眠をする僕がバンプを紹介します。

バンプオブチキン?鳥肌?いえ違います。「弱者の一撃」という意味でつけられたネーミングです。
弱者の一撃というネーミングなだけあってバンプは勇気や希望などポジティブな唄を歌ってくれます。

オススメのアルバム

特に僕がオススメするのは「FLAME VEIN」と「THE LIVING DEAD」です。
三年ずっと聴いていても飽きないので僕の中では名盤といっても良いぐらいの完成度の高いアルバムです。


FLAME VEIN

ボーカルの藤原君が歌っている時に首に血管が燃えるように出ていたのでFLAME VEIN(炎の静脈)と名づけられたようです。
このアルバムの買って聴く前に「えっ?」と思うのは歌詞カードだと思います。
手書きで読みにくいぐらいのビッシリ書かれた歌詞
そして猫が「僕に似合う匂いの場所」を探して旅をする話。
どれもがバンプのこだわりがむんむんです。

このアルバムでのオススメの一曲

「くだらない唄」
簡単に曲の概要を説明すると、大人になろうとしている青年の心を鮮明に描いた歌です。
この曲でキーとなるのがタンポポの丘です。(どのような場所だったのかは続・くだらない唄で解き明かされる)
丘の絵を描き終える時のフレーズがとても好きで毎回このフレーズを聴くと鳥肌が立ちますね。
最後のひとふでに願いを込める となりであなたはうつむいて タンポポでかんむりを
どのような願いを込めたのかは聴けばわかりますよ。
そしてこの願いは叶ったのかどうかはやっぱり「続・くだらない唄」で明かされます。
そういうわけで是非聴いてみてください。

他にも沢山名曲があります。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイをモチーフにしたアルエ
とっておきの唄なんかもお気に入りですね。言い出したら切が無い・・・。

因みに隠しトラックは一曲目の前に入っていて5.6分ぐらい前に巻き戻しすれば聴けます。


THE LIVING DEAD

寓話的なイメージの曲に隠されたメッセージを聴き手が読み取るという形で表現された名盤。

お気に入りの曲

「K」
これを聴いた後に真っ先に辞書を広げる人も多いはず!!何故Kという題名を付けたのか?
ホーリーナイト(聖なる夜)がホーリーナイト(聖なる騎士)になったのか?
聴き手を聴くと言う行為の他に英和辞書を広げる行動や考える行動を起こさせた衝撃的な一曲。
詞の内容も幼い頃に読んだおとぎ話(星の王子様など)を読んだときの切なさや優しさを思いおこさせてくれて
とても心に残ります。

「Ever Lasting Lie」(永遠に続く嘘)
初めて聴いた時は長い!の一言。でも何回も聴いているうちにこの曲の奥の深さを思い知らされて
曲の長さが全然気にならなくなります。
信じることの大切さを再確認させてくれるこの曲は素晴らしい。

「グロリアスレボリューション」(名誉革命)
スピード感のある曲にユーモラスな歌詞をのせて爽快感が抜群。
この曲には自信というメッセージが込められていて聴くとだんだん元気になります。
お気に入りのフレーズは「自信という名のスーツはたいそう丈夫な作りだから
このスーツが欲しい。いくらで売っているんだろ?やっぱ自分で作るしかないか。
なんて事を思いながらいつも聴いてます。

他にも漫画ワンピースをモチーフにしたグングニルも名曲です。
グングニルとは神話に出てくるオーディーンが持っている武器で百発百中の槍です。
因みにロンギヌスの槍はイエス・キリストを刺した槍です。


オススメのシングル

「ダイヤモンド」のB面「ラフメイカー」

この曲をB面に持ってくるか?と思わせるほどの名曲です。
三分劇場と言えば良いのでしょうか。曲のなかで繰り広げられる話がGOOD!!
風景描写がとても鮮明で「溜まった涙の水圧だ」なんてフレーズは僕には絶対かけませんよ。
改めてバンプは凄いのひとことです。

「ハルジオン」

夢や希望が込められた名曲。
挫折した人には感動を覚える曲だと思います。
好きなフレーズは
幾つもの景色を 通り過ぎた人に 問う
君を今 動かすモノは何? その色は? その位置は?

この問いの答えを胸に頑張っていこうという気持ちでいつも聴いています。


全体を通して

バンプの曲は聴くの他に考えるという行動を起こさせてくれる曲が多い。
だから何回聴いても飽きない。
例えばバトルクライという曲とリリィという曲の二つに同じフレーズ、同じメロディーで
大言壮語も吐いてやろう」という言葉が出てきます。
なぜこのフレーズがこの二曲に使われているのか?などと考えるとそれだけでも楽しい。
最初に書いたKのNIGHTとKNIGHTの違いなんてのも分かった時にはまた楽しい。
くだらない唄で出てくるタンポポ丘。そういえばダンデライオンを日本語にするとタンポポだなぁなんて思いながら聴いているとまたまた楽しい。
「考える」という行動を起こさせてくれるバンプはやっぱり素晴らしい。
そしてバンプを聴くときは言葉に敏感になって欲しい。それは大言壮語だったり、全身全霊だったり
意味深な言葉が沢山出てくる。それを一つ一つ汲み取ることが私たちリスナーの義務ではないかと思います。


あと余談ですが、バンプの曲は半音下げチューニングですよ。
CDケースを分解したことがない人は是非バンプの曲では分解するように。

バンプの曲を聴きたい方はコチラ